【藍染め”体験”ではなく、”ワークショップ”にした理由】
先週土曜日に、非公式での藍染めワークショップを開催することができました。
よかった点・反省点でいうと、後者の方が圧倒的に多い状況です。
実際、不安要素ばかりの中での実施でしたが、皆さんの素敵な笑顔とともに終えられたことが何より良かったことだと感じています。
この比率を逆転できるようにこれから改善していこうと思います。
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さて、今回”ワークショップ”という名目で開催したのには、自分の拘りがありました。
・既存の藍染め”体験”が流れ作業になっているのではないか。
・藍染めされたものたちは、生涯関わっていけるものばかりなのに、ハンカチなど、「記念品」のような位置付けで終わってしまっては意味がないだろう。
・それなら、しっかりとその価値を理解した上で、また相互に理解を深められる、そして愛着を持てる時間を構築していきたい。
だからこそ”ワークショップ”という名前を用いました。
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Workshop は、日本語では「体験型講座」と訳されるそう。
ただの体験でもなく、ただの講座でもない。
私たち職人とお客様が、その価値と求めるものを相互に理解し、また深められる大切な時間。
一方通行ではなく、相互作用で作り上げられるものだということ。
そして何より、藍染めにおけるワークショップの一番の価値は、
作った一品を”染め重ねられる”こと。
つまり、その一品が単なる思い出作りに留まらず、
”長い関係を築き上げられる可能性を持っている”こと。
多分、伝統工芸って言われるものは、効率化された現代に抗えるだけの価値を持っているものだし、だからこそ失われることなくなんとか持ちこたえてるはず。
それだけのポテンシャルに溢れているものをつなげる一つの手段
【相互作用で創り上げる、”一期一会”のワークショップ】
「素材」「時間」「空間」「参加者」という要素がちょこっと変わるだけで、多様性というか、組み合わせの幅、生まれるものは大きく変わります。
可能性にあふれています。そのはずです。
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1人で朝ごはん食べるより、みんなで食卓囲んで食べたほうが楽しいよね。
そのほうが美味しく感じるよね。
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基本的にはそんな感覚です。この感覚がワークショップの原点かなと。
積み重ねていくことで、いろんな人の、いろんな形で少しでも「藍のある暮らし」が実現していったらいいなぁ〜。
だって昔は「藍のある暮らし」は伝統文化じゃなくて、当たり前の文化。
藍のある暮らしって、いいですよ。