"Why"から…。 ③
使命感の"Why" 「なぜ自分がこの仕事を選んだのか」
自我との向き合いからの"Why" 「なぜ自分がこの決断ができたのか」
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CRAZYさんのサマースクールで上記の2つはその時明確になった。
でもこの2つは”決断”に関わる"Why"で。事業に関わるものではない。
現在工房で行っている事業は、
『紬絣織の着物・帯等和装品、絹織物の製造販売』
藍染めは”技法のひとつ”であり、いわば”手段”。
パッと考えると、違う。
とりわけ藍に特化してる自分の思いとは異なる。ように思える。
偏りがちな自分の性格も考慮しても、
「どうせなら藍だけやってるところに行くべきじゃないのか」なんて、
そう思ったこともあった。一度じゃなかった。
でもこの春にそれは全部晴れた。
きっかけがあって、先生にひたすら尋ねた。
「先生は何で着物を作ってるんですか」
「何のために着物を作り続けてるんですか」
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「生活文化を創りたい」
これが先生の答え。
先生は、着物が人々に与える”癒し” と
そして、綾町を工芸のまちにしようと決めた原体験を初めて話してくれた。
だから俺が茶道を学ぶと決めたことが嬉しかったと。
嬉しかった。
俺は、伝統工芸という言葉の持つハードルを無くしたいと。
伝統工芸と言われているものは昔の”当たり前”のもの。
それをもう一度”当たり前”の生活にしたいと。
消えずに残っているのは、それが現代でも当たり前になるべき、
ある意味で最先端の、最高のものだから。
そして藍の持つ美しさ、面白さ、癒しの力を信じてるからこそ
「藍のある暮らしが当たり前」の世の中を実現したい。と。
そうなった世界はきっと幸せだと信じてるからこそ。
抽象的だけど、1点が繋がってた。
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生活があるから文化が生まれる。文化があるから芸術が生まれる。
藍のある生活文化をもう一度創り出す。
3つ目の、 『将来像のWhy』
大人だったら Re:Creation 再創造
子供だったら レクリエーション
先生は、挑戦者だし、革新者だなぁと。
先生がいなかったら、綾町は工芸のまちになれてない。
こちらも勢い弱ってるから、Re: しなくちゃ。
想いは強い。
楽しもう。