良くも悪くもマガイモノ
思い立って、薩摩に行ってきました。
※地面は割れた(割った?)焼き物のカケラで覆われていて、趣が。
訪れたのは ”沈壽官窯”
白さつまを世界に知らしめた?窯元。
名前だけ何度か耳にしたことあったけど知らなかったので。
行きたくなりました。
窯元に併設してある資料館。大人500円。
中身の充実度を考えると、これは安かった。
かなり得した気分。
一番の面白さはやはり歴史。
沈家はそもそも秀吉の朝鮮出兵の際に捉えられ日本に連れられてきたという。
いきなり論争が起きそうな始まり。笑
いろいろあって12代沈壽官の時に一気に広まる。
その時有名作家との直々のやりとりもある中で
京都、神戸、大阪、神奈川など全国各地に薩摩風焼が広がる。
その一方でマガイモノ、粗悪品も多く出回る。
海外輸出はもともとの色使いとは異なる、「らしくない」薩摩焼にて。
でもこれはそれだけ人気であった証拠だから、
一概に悪いとは言えないのかもしれない。
そんな経緯を見ながら
どの時代も そういう人間は いるんだなぁ と。
ジャンルは違うけど、こんなのとか
こんなのとか
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人間の「所詮」「されど」 の葛藤。
でもそれに 惑わされてちゃ いけないなぁ と。
やんわりと、でもしっかりと。
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それにしても、人の好みは出るもので。
作品とかを見ていても
無意識に過去見たものと比較しててなんとも面白いものだと。
陶芸のことを深くは知らないし、自分の見た範囲だけの知識ではあるけれど
作風や背景が全く違うのは置いといて
個人的には、柿右衛門より沈壽官
いろいろおかしいというツッコミはしっかりお受けいたします。
そして最後
現在=15代沈壽官の作品ギャラリーをみた。
なんとも魅力的な茶碗に出会えました。
分割で払えばなんとかできないかなあと、本気で考えるほどに
気に入った黒薩摩の茶碗。
¥216,000
・・・
まずはあの迫力と風合いをTシャツに活かせないか、
試してみようと思います。
もう直ぐ春。
小春日和もやってきて、はやる気持ちもあるだろう。
だけど焦らず、
季節を間違えないように。
じっくりと、咲くべき時に咲こう。
just around the corner !!