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宮崎県綾町の養蚕・天然灰汁発酵建てによる藍染めと紬・絣織の着物づくりを行う染織工房で働いております。

2016-01-01から1年間の記事一覧

【持込み可能】ミニワークショップを開催します。

突然ですが、この1年頑張ってくれた藍への感謝を込めて 本藍染めミニワークショップを開催いたします。 https://www.facebook.com/events/1040737132739006/ =======================日時:全6回 各回限定5名12月23日 10:30-12:00 …

【良い商品・・・?】

結局、良い商品とは何なのか・・・。 うちの工房で作る織物は琉球染織に端を発しているので、 時々それに関する本を読むのですが、こんな記述がありました。 「結局は”いい織物”とは何をいうのか」 これは織物に問わず多種多様な産業全般に置き換えることが…

【4回目のワークショップ】そんなに深く考える必要はない。

本藍染めのストール。 うちの藍で染め上げられたものです。 でも染めたのは先生でも、工房の染め屋さんでも、私でもない。 「母親の誕生日に本藍染めのストールをプレゼントしたい」 とメッセージをくれた一人のお客さんです。 当日は夫婦でお越しいただいた…

やってきたことは何も間違ってない。

調べれば調べるほどに、その正しさがわかる。 先生が親の後を継いだ時から、独自性を求めて綾に移り住み 古代の染織を復元しようと古法天然灰汁発酵建ての藍染めを再現し 帝王紫と言われた貝紫色をその分子構造に着目し藍染めと同じ化学反応の原理を利用して…

いわゆる一般的な残業は知らないけど

一般的な残業というものはよく分からないけど、 自分も普段の仕事で定時より長く工房にいることはある。 本当は、定時で帰れる環境を作って、毎日のリズムを固定化して 必要以上のことに頭を働かせないようになりたい。 でも、なぜ定時を過ぎても工房に残っ…

「藍」と「漆」

藍と漆は似ている。 そんな気がする。 良い意味でも、悪い意味でも。 良い意味では、 ・圧倒的な美しさ、楽しさ、面白さに奥深さ、そして儚さがあること。 ・日本を代表する生活文化のひとつであること。 ・持続可能(sustainable)であること ということ。 …

『面白い』ということは。

先週のことになりますが、Tシャツの藍染めWorkshopを行いました。 宮崎で就職・転職のサポート、人材育成などを行っているインタークロス様より 4名のご参加いただきました。ありがとうございます。 前回まではその場でお持ち帰りいただく形式をとっていただ…

【2回目の藍染めワークショップを終えて】

先日8月21日(日) 晴れやかな青空のもと、 手ぬぐいワークショップを実施いたしました! 今回連絡をいただいたのは、 東京の”丸の内朝大学”で、宮崎県綾町の ”地域リブランディングクラス”を受講した方々を中心とした7名。 前回の初めて行ったワークショッ…

【藍染め”体験”ではなく、”ワークショップ”にした理由】

先週土曜日に、非公式での藍染めワークショップを開催することができました。 よかった点・反省点でいうと、後者の方が圧倒的に多い状況です。 実際、不安要素ばかりの中での実施でしたが、皆さんの素敵な笑顔とともに終えられたことが何より良かったことだ…

"Why"から…。 ③ 

使命感の"Why" 「なぜ自分がこの仕事を選んだのか」 自我との向き合いからの"Why" 「なぜ自分がこの決断ができたのか」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー CRAZYさんのサマースクールで上記の2つはその時明確になった。 でもこの2つは”決断”に関わ…

"Why"から…。 ①と②

日曜日に参加した講義から サイモン・シネックの『Whyから始めよう』を聴くきっかけを得たので 下記のTEDを聴く ⇨ Whyから思い出す 作業をやってみた。 参照: goo.gl Whyから始めよう。ということで 振り返ったのは、2015年9月 株式会社CRAZYさんのサマース…

やってみたいこと やろうとしていること。

宮崎で藍と付き合い始めて1年。 やってみたいことが明確になり始めた。気がする。すぐ変わるかもしれないけど。 ① 化学染めを含む、既存のTシャツを藍染めできる、専用の甕を用意して、みんなに染色してもらう。 ② 藍染めの作務衣やTシャツ・ポロシャツのレ…

made in Japan よりも、もっと危機的な事

最近、地方創生とか、クールジャパンとか、日本を見直す動きが活発。 ブームという一過性のもので終わるか否かは別として、問題は別にある。 逆にそれは日本でしかできないのか、日本の技術を海外に投資して日本はそれを糧にもっと上を目指せないのか。 20年…

養蚕業は必要か。

この春から養蚕業についてもそれなりに力を注ぐ予定になっている。 先日は桑畑に植え付けも行った。2年後を見据えてのことで。 でも最近思うのは、どの程度「昔ながら」が必要とされるのかということで。 【日本に昔ながらの養蚕業はどれくらい必要なのか】 …

思います か 断言か。 

〜だと思います。という言葉は、便利だ。 自分の考えを述べる際はもちろん、責任の所在を曖昧にしたいときにも。 会議室なのか、現場なのか。 〜です。 と断言すると、自分はその言葉について責任を持つことになる。 いわば「自己の主張」もしくは「意志」の…

物や事象と素直に向き合うことは、自分の心と向き合うということ。

應無所住而生其心 慧能 おうむしょじゅうにしょうごしん 應に住する所無くして、而も其の心を生ずべし 今日の稽古で掛けられていた軸。 なるほどなぁ、と。正しく、と。 いつの日か、悟れるか。

無駄なく生きることはできないけど、無駄な無駄を減らしながら生きることはできると。

無駄なく生きることはできないけど 無駄な無駄を減らしながら生きることはできると。 そうであるはず。 無駄は大事だけど、だだの無駄は意味のない無駄。 無駄やったと思っても、無駄な無駄にしないように。 いっぽ